標準で搭載されているshの替わりにbashを導入する手順の紹介です。
- Bash - Wikipedia
Bashを導入する目的はそれぞれだと思います。
標準のshが使いにくい、色分け表示をしたい、tab補完を有効にする…etc
導入手順は以下の通りです。
1.Android用bashファイルをダウンロードする
- shell bash for android - xda developers
2.Galaxy Nexusをfastbootモードで起動し、ClockworkModを起動する
- fastboot boot recovery-clockwork-5.5.0.2-maguro.img
3.CWMでsystemをmountしてから、bashファイルがある場所でコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを入力する。
- adb push bash /system/bin
- adb shell
- cd system/bin
- chmod 0755 bash
- mv sh sh0
- ln -s bash sh
- exit
- adb reboot
やっている内容は、以下の通りです。
- bashファイルを/system/binに配置する
- shellに入る
- /system/bin以下に移動する
- bashファイルに実行権を付与する
- もともとあるshを”sh0”にリネームする
- bashファイルのシンボリックリンクを”sh”という名前で設置する
- shellから出る
- リブートする
これで終わりです。
端末エミュレータを起動するとこうなります。
sh-3.2$と表示されていればOKです
通常機能ではtabボタンは”ボリューム大ボタン+t”ですが、設定からバックキーをtab機能にすることもできます。
<追記>
削除する方法は以下の通りです。
- cd /system/bin
- rm bash
- rm sh
- mv sh0 sh