2014/07/10

Windows向けセキュリティアップデート情報:2014年7月


※号外エントリを公開しています。
Windows向けセキュリティアップデート情報:2014年7月 号外



本日までに発表された月刊セキュリティアップデート情報概要まとめです。

1.Windows Update:2014年7月月例


<参考>2014 年 7 月のセキュリティ情報
  • MS14-037
    Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (2975687)
  • MS14-038
    Windows Journal の脆弱性により、リモートでコードが実行される (2975689)
  • MS14-039
    スクリーン キーボードの脆弱性により、特権が昇格される (2975685)
  • MS14-040
    Ancillary Function ドライバー (AFD) の脆弱性により、特権が昇格される (2975684)
  • MS14-041
    DirectShow の脆弱性により、特権が昇格される (2975681)
  • MS14-042
    Microsoft Service Bus の脆弱性により、サービス拒否が起こる (2972621
IEに関する計24件の脆弱性の修正を含め、緊急・重要・警告が計6件となっています。

2.Adobe関連

今回のFlash Playerのアップデートでは、JSONP callback APIの脆弱性に起因する問題(Rosetta Flash:CVE-2014-4671)の修正が含まれています。
Rosetta Flash は、英数字のみに変換したSWFファイルとJSONPを組み合わせた攻撃。クロスドメインアクセスの仕組みJSONPを使う多くのウェブサービスについて、Cookieを盗んでセッションの乗っ取りやユーザー情報窃取などの可能性がある深刻な脆弱性です。
~中略~
Rosetta Flash のキモは、悪用の可能性を減らすためcallbackに英数字しか返さないJSONPを通すために、本来はバイナリのSWFファイルを無理やり英数字だけに変換して、しかも有効なSWFとして実行できるよう符号化する点。 当然対策すべき大穴を見落としていたというよりは、まさか通れるとは思わなかった通気口からニューっと侵入してきたようなイメージです。
変換したSWFでJSONPを悪用する Rosetta Flash ハック公開。Flash最新版で対策 - Engadget Japaneseより

今回の脆弱性を発見したGoogleのエンジニアMichele Spagnuolo氏のBlog Abusing JSONP with Rosetta Flash に拠ると、以下のサイトで脆弱性が存在するとされています。
  • Googleドメイン(7/8対処済み)
  • YouTube(7/8対処済み)
  • Twitter(7/8対処済み)
  • Instagram(7/9対処済み)
  • Tumbler(7/9対処済み)
  • Olark(7/9対処済み)
  • eBay
eBayについては対処済みとの記載がないですが、Engadget Japaneseに拠るとeBayも対策済みと紹介されています。

3.Google Chrome 35

  • Flash Player Update - Chrome Releases
  • リリース日:2014.07.08
  • 内容:Flash Playerの更新(バージョンの変更なし)


次回のWindows月例アップデートは2014年8月13日(水)予定。
また、Javaの次回更新も7月15日に予定されています。


 
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