- スマホでリンクをクリックするだけで究極のスパイツールと化す不具合が発覚 - GIGAZINE
記事によると、
- ブラウザでリンクをクリックするとフルリモートコントロール可能になる
- Webkitの脆弱性を利用している
- Android2.2/2.3,iPhone,iPad,BlackBerry,GoogleTVにも同様の脆弱性がある
- この脆弱性に関する情報は、1400ドルで販売中(!)
ということだそうです。
Android2.2/2.3に搭載されている標準ブラウザのWebkitの脆弱性ということで、IS03・EVOの2機種で確認してみたところ、どちらともWebkitのバージョンは”533.1”でした。恐らく全てのAndroid2.2/2.3端末がこのバージョンなのでしょう。
また、iPodtouch(iOS5.0)のバージョンは534.46、GalaxyNexusは534.30なので、この2機種については、ここで報告されている脆弱性には対応済みなのでしょう。
今回報告された方法は、iOSの1クリックJailBreakに似てますね。
このハックに対応するための方法はいくつかありますが、
- iOSの場合は最新のOSへアップデートする
- Android2.2/2.3の場合は標準ブラウザ(及びレンダリングエンジンにWebkitを利用している他ブラウザアプリ)を使用しない
- 対応済み端末へ買い換える
- 怪しいリンクは踏まない
位でしょうか。
Androidの場合は、Firefox(Gecko)やOpera(Presto)等を通常利用するブラウザとして設定することで、Webkitの脆弱性を突いた攻撃の影響を受けずに済むと思います(当方未確認です)。
Android/iOSでは、ブラウザがOSに組み込まれていて、バージョンアップにはOSのアップデートが伴わなければいけません。
今回の件を機会に、ブラウザをアプリのひとつと位置づけして、単独でアップデート出来るよう改善して欲しいと思います・・・