日経の飛ばしを受け(?)、docomo新料金プランが発表されました。
- 新たな料金プランおよび割引サービスを提供開始 - docomo報道発表資料
- 新料金プラン 発表会資料(PDF)
- 新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」 - NTT docomo 料金・割引
個人的にわかりにくい料金体系なのですが、できるだけわかりやすくまとめてみます
※以下は個人向けです。法人向けは扱いません。
0.基礎知識
- 提供開始予定日:2014.06.01
- 予約受付開始日:2014.05.15
- 定期契約:2年契約(違約金9,500円)
- 対象端末:FOMA端末,Xi端末,その他通信モジュール(フォトパネルとか)
- 注意:現在のXiプランは2014年8月末に新規受付終了
※FOMAプランは継続 - 以下全て税抜
1.基本プラン
基本プランは以下の3つ- カケホーダイプラン:従来の音声プランに該当
国内電話通話が時間・回数に関わらず通話料完全無料のプラン。海外での発着信・WORLD CALL・SMS・0570/0180特番・104以外は通話料が発生しません。 - データプラン:従来のデータプランに該当
通話は不可。基本プランのままではデータ通信料は従量制なので、パケットパック/シェアオプションに加入する必要あり。 - デバイスプラス:フォトパネルなど
フォトパネルやウェアラブルデバイス向けの料金プランで、端末毎に300/500のどちらかが設定されます
データプランにも基本プランが設定され、パケット定額のためには別途パケットパックを選択する必要があり、少し複雑になっています。
2.インターネット接続サービス料(ISP)
- iモード:300円
- spモード:300円
- mopera U:500円
3.パケットパック
今回最大の目玉がこのパケットパック。契約回線ごとに、パケットパックに加入するか、既存の契約回線が契約しているパケットパックにぶら下がる(シェアオプション)か選択することになります。
- 1人で利用
同一名義でカケホーダイプラン・データプランを1台ずつ契約している場合、データ量を2回線で分け合うことが可能 - 家族でシェア
最大10回線と契約したデータ量をシェアすることが可能
注意点は以下の通り。
- シェアオプション
データ量を分け合う回線(子回線)には、シェアオプション(500円/月)が発生する - ずっとドコモ割
パケットパックを契約している回線(主回線)の契約年数に応じたステージに基づく割引(最大2,000円)が、パケットパック月額定額料に適用される - 利用可能データ量超過時
リミットモード(上下最大128kbps規制)またはスピードモード(最大10GBまで事前追加設定可能,1GB/1,000円)のどちらかを選択可能(通常適用はリミットモード)。どちらのモードでも1GB追加オプション(1GB/1,000円)利用可能。
リミットモードイメージ
スピードモードイメージ(1GB追加オプションを最大10GBまで自動適用できる)
※無制限にすることも可能4.U25応援割
契約者が25歳以下の場合無条件で適用されます。まとめ
↓
新プラン家族間シェアイメージ
新プラン1人で利用イメージ
それぞれの契約形態はことなるでしょうから、「カケホーダイ&パケあえる」かんたんシミュレーションで色々入力してみるといいと思います。
感想
1人でスマホを新規加入すると、6,500円/2GB,8,000円/5GBとなり、通話料が完全定額とは言え、そこまでのおトク感はあまり感じられないですね(私自身あまり通話しないからかもしれないですが)。
通話をしない人、データプランの人からすると完全な値上げ。今回得するのは、フラット回線を家族全員で契約してるのに、毎月ほとんど通信しないような家庭くらいでしょう。
個人顧客は捨てて、長期契約者の家庭囲い込みに狙いを絞ったと言えるかもしれません。
FOMAケータイでは2,200円で国内通話完全定額回線を持つことができるようになるので、WILLCOMの需要を奪うことになりそうです。その点は魅力ですね。
パケット量を分け合うのはいいのですが、2GB/5GB/10GB~という区切りではなく、MVNOサービスのように0GB(128kbps定額,1GB追加オプション利用可能)から選択可能になったらよかったのになぁと思いました。
Xiパケホーダイは7GB/5,700円で、パケット単価としては若干値上げになります。その点シェアをどう売り込んでいけるかがポイントになります。
ですが、その家庭ごとに最適なプラン(=通信量)を見極めるのは結構難しいです。ショップの方は今後苦労することになりそうです。
これまでの月々サポートにあたる割引はどうなるのでしょうか?個人的にそこが1番気になります。
<参考リンク>
FOMAケータイでは2,200円で国内通話完全定額回線を持つことができるようになるので、WILLCOMの需要を奪うことになりそうです。その点は魅力ですね。
パケット量を分け合うのはいいのですが、2GB/5GB/10GB~という区切りではなく、MVNOサービスのように0GB(128kbps定額,1GB追加オプション利用可能)から選択可能になったらよかったのになぁと思いました。
Xiパケホーダイは7GB/5,700円で、パケット単価としては若干値上げになります。その点シェアをどう売り込んでいけるかがポイントになります。
ですが、その家庭ごとに最適なプラン(=通信量)を見極めるのは結構難しいです。ショップの方は今後苦労することになりそうです。
これまでの月々サポートにあたる割引はどうなるのでしょうか?個人的にそこが1番気になります。
おまけ
VoLTEは夏に開始予定
<参考リンク>
- ドコモ新料金プランの隠された本質とは──通話料定額化の目的は値下げにあらず - Appllio