2013/11/20

【Nexus】Bootloader起動時の使用方法まとめ!



Nexusシリーズの端末では、電源OFFの状態でボリュームキー(上及び)下を押しながら電源ボタンを長押しすることでBootloaderを起動することができます。
BootloaderはNexusシリーズの3つの起動モードのうちのつです。

Bootloader起動時は以下のことができます。
  1. 端末に導入されているリカバリを起動する
  2. Bootloaderのアンロック/ロック
  3. fastbootコマンドを利用した各イメージファイルの導入(flash),削除(erase)


1.端末に導入されているリカバリ等を起動する

Bootloaderを起動すると、ボリュームキーで何を起動するか選択操作することができます。リカバリを起動したり、Bootloaderを再起動したり、電源をOFFにしたり、通常起動したり選択できます。
とは言え、リカバリを起動する以外のことは普段でもできますので、あえてBootloaderを起動する意味は無いです。


2.Bootloaderのアンロック/ロック

初期状態(Bootloaderロック)では、fastbootコマンドの利用に制限がかかっています(正確に言うと端末が一部のコマンドを受け付けない)。Bootloaderのアンロック/ロックは、fastboot oem unlock/fastboot oem lockと入力することで行うことができます。
Bootloaderをアンロックすることで、3.のコマンドを活用できるようになります。


3.fastbootコマンドを利用した各イメージファイルの導入(flash),削除(erase)など

fastbootコマンドを利用して、いろいろな操作をすることができます。
よく使うコマンドとしては、
  • fastboot devices:認識されている端末を確認する
  • fastboot boot ***.img:イメージファイルを起動する
    →(例)fastboot boot clockworkmod.img
  • fastboot flash *** ***.img:イメージファイルを指定したパーティションに導入する
    →(例)fastboot flash bootloader bootloader.img
  • fastboot erase ***:指定したパーティションを削除する
    →(例)fastboot flash system
※bootとflashの違い
bootは端末に導入するのではなく起動するのはコマンドを入力した一度きり。再起動すると元に戻ります。flashは端末に導入するので、以前のものは端末から消えて無くなります。

※fastbootコマンドを利用するときは、以下のことをしないよう最大限注意します。
  • オプションに -w と入力して実行する
    →ユーザーデータ領域が吹っ飛びます。内蔵ストレージ内のデータも無くなります
  • fastboot erase bootloader でBootloader領域を削除したあと、そのままbootloaderを終了する
    →Bootloaderを起動できなくなります


通常ROM焼き等はカスタムリカバリを利用して行います。
fastbootを利用するのは、Factory Imageを導入する時がほとんどだと思います。リカバリも通常起動も起動できなくなったとき、Bootloaderを起動してFactory Imageを導入することで端末を初期状態に戻すことができます。
また、カスタムROMを導入していて、手っ取り早く素のAndroidに戻したい時もFactory Imageを利用することと思います。

ユーザーデータ領域も含めて初期状態に戻したいときはFactory Imageを解凍して、Bootloader起動状態でUSB接続し、flash-all.batファイルをダブルクリックすればいいです。
ユーザーデータ領域は残したまま、システムだけ素のAndroidに戻したい時(OTAアップデートを行いたい時など)は以下の方法で可能です。

また、全fastbootコマンドについては、下記URLも参考にしてください。
fastbootコマンドのコマンド一覧


 
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