2012/07/30

Nexusシリーズ用Google Factory Imageを、/sdcard領域を削除せず導入する方法!


※Galaxy Nexusを例にしていますが、全Nexus端末で応用できます。

※Android 4.2のFactory Imageを4.1.2以前のROMに導入すると、sdcard領域が/data/media/→/data/media/0/に移動します。これはAndroid4.2のマルチユーザー機能によるもので、システムにより自動で実行されます。

※Factory Image以外のカスタムROMから実施する場合は、CWM等のカスタムリカバリからFactory Resetを実行しましょう。その際は、最新のカスタムリカバリを利用しましょう。





カスタムしたNexusシリーズにグローバルアップデートを適用させる方法!の応用で、Googleから公開されているファクトリーイメージ(ストックROM)を導入する方法を紹介します。

flash-all.batを実行して導入すると、ユーザーデータ領域が消滅(userdata.imgが上書きされる)しますので、今回はこの方法は利用しません。



1.導入前の環境の確認
  • Bootloader/Baseband Versionを確認する。

2.目的
  • SDカード領域のデータには触らない(削除されないようにする)
  • bootloader/Basebandはdocomoからのアップデート入手に備え、復元できる環境を用意しておく
  • 上記を満たすよう、google純正ファクトリーイメージを導入する

3.用意するファイル
  • GalaxyNexus(maguro)用ファクトリーイメージ”yakju”
  • 現在のradio.imgファイル(dd if=/dev/block/platform/omap/omap_hsmmc.0/by-name/radio of=/sdcard/radio.img bs=4096)
    →端末がWi-Fi版の場合は不要
  • 現在のbootloader.imgファイル(もし無ければGoo.im等から入手)
  • 現環境のnandroid Backupファイル
  • (念のため)SDカード領域のバックアップ

4.手順
  • ”yakju-***.tar”ファイルを7zip等で展開し、下記ファイルを抽出する
    bootloader-***.img
    radio-***.img(端末がWi-Fi版の場合は不要)
    boot.img
    system.img
    (recovery.img)
  • カスタムリカバリにて、Factory Reset・各Wipeを実施する
  • 抽出したファイルをfastbootコマンドにて導入する
    fastboot flash bootloader bootloader-***.img
    fastboot reboot-bootloader
    fastboot flash radio radio-***.img (端末がWi-Fi版の場合は不要)
    fastboot reboot-bootloader
    fastboot erase system
    fastboot flash system system.img
    fastboot erase boot
    fastboot flash boot boot.img
    fastboot erase cache
    (fastboot erase recovery)
    (fastboot flash recovery recovery.img)
  • システムを起動する


以上です。
グローバルモデルだと最も早く最新のバージョンが体験できるので、試してみると楽しいかもしれません♪


※bootloader/radioは今後Googleからのアップデートを適用する予定が無い場合は導入しなくてもOKです。
逆に、導入せずに、GoogleからのOTAを適用させようとすると失敗します。(bootloader/radioのバージョンをOTA適用時にチェックするため)


 
Design by Free WordPress Themes | Bloggerized by Lasantha - Premium Blogger Themes | Blogger Templates
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...