※Galaxy Nexusで表記していますが、全てのNexusシリーズで応用出来ます。
Galaxy Nexusユーザーの多くは、dokomo純正ストックROMではなく、CyanogenModやAOKP,ClockworkModなどを導入していることと思います。
そんな方も、”Google純正Android4.1.1をいち早く体験したい!”と思っていることと思います。
以下に、私が試行錯誤した記録を紹介します。
1.導入前の環境
- boot:AOKP Milestone6 + franco.Kernel Milestone4
- recovery:ClockworkMod6.0.0.5
- Bootloader:PRIMEKK15
- Baseband Version:SC04DOMLE3
2.目的
- SDカード領域のデータには触らない(削除されないようにする)
- bootloader/Basebandはdocomoからのアップデート入手に備え、復元できる環境を用意しておく
- 上記を満たすよう、google純正Android4.1.1を導入する
3.用意するファイル
- GalaxyNexus(maguro)用ファクトリーイメージ”yakju”
- SC04DOMLE3用radio.imgファイル
- PRIMEKK15用bootloader.imgファイル(もし無ければGoo.im等から入手)
- 現環境のnandroid Backupファイル
4.手順
- ”yakju”を7zip等で展開し、下記ファイルを抽出する
bootloader-maguro-primela03.img
radio-maguro-i9250xxla02.img
boot.img
system.img
(recovery.imgを導入してもいいです。その場合は4.以下を飛ばして、アップデートダウンロード後すぐにインストールしてください) - 1.で抽出したファイルをfastbootコマンドにて導入する
fastboot flash bootloader bootloader-maguro-primela03.img
fastboot reboot-bootloader
fastboot flash radio radio-maguro-i9250xxla02.img
fastboot reboot-bootloader
fastboot erase system
fastboot flash system system.img
fastboot flash boot boot.img
(fastboot flash recovery recovery.img) - ROMを起動し、システムの更新を確認する
もし、すぐ降りてこない場合は、以下の手順を踏む
1.設定→アプリ→すべて→Googleサービスフレームワーク→データを消去&強制終了
2.*#*#2432546#*#*とダイヤルして様子を見る(2432546=checkin)
うまくいけば通知領域に”checkin successful”みたいな通知が出て、ダウンロードが始まると思います。 - インストール確認画面にて、すぐ適用せず一度シャットダウンし、BootloaderからCWMを起動する
- CWM起動後、/cache領域から、f946a4120eb1.signed-yakju-JRO03C-from-IMM76I.f946a412.zip(Android4.1.1/JRO03Cアップデートファイル)をSDカード領域に移す。
※これにより、CWMからアップデートすることも出来ます♪
※ちなみに、md5sumは”81ac79422f7704e46f792944693080ce”でした。 - ClockworkModにより、アップデートファイルをインストールする
- 起動する
これで完了です。 この状況をCWMバックアップ等で保存しておけば、いつでも純正ROMに切り替えて利用することが出来ますね♪
ちなみに、7.までを行うと、Bootloader/Baseband Version/Recoveryが純正のものに置き換わってしまいますので、注意してください。
戻したいときは、2.で準備したファイルを利用してください。