NVIDIA、Tegra 4&Tegra 4搭載ゲーム機”Project SHIELD”を発表!のエントリにて、Tegra 3の後継CPUである”Tegra 4”を紹介しましたが、今回姉妹モデルとしてTegra 4iを発表しました!
- Two Modems, 20 Months - NVIDIA Blog
- NVIDIA、初のTegra LTEプロセッサを発表 - NVIDIA
- NVIDIA Introduces Its First Integrated Tegra LTE Processor - NVIDIA Newsroom
Tegra 4iの仕様は以下の通りです。
- コードネーム:Grey
- プロセス:28nm
- CPU:ARM Cortex-A9 R4 2.3GHzクアッドコア+省電力コア(4-PLUS-1)
→Tegra 3比15~30%の性能向上 - GPU:NVIDIA製GPU×60コア
→Tegra 3比約5倍 - LTE対応(ベースバンドチップ”NVIDIA i500”統合)
→通信方式・対応周波数帯をハードではなくソフトウェアにより対応させることが可能 - その他:Tegra 4で導入されたNVIDIA Chimeraコンピュテーショナルフォトグラフィ・アーキテクチャをサポート
NVIDIA i500の仕様は以下の通り
- プロセス:28nm
- 対応通信規格:GSM/WCDMA/TD-SCDMA/FDD-LTE/TDD-LTE
- HSPA+:DC-HSPA 最大42Mbps
- LTE:Cat 3(下り最大100Mbps/上り最大50Mbps),Cat 4(下り最大150Mbps/上り最大50Mbps)
- 音声:3G/LTE(CSFB/VoLTE)をサポート
- その他:Carrier Aggregation対応,MIMO 2×2/4×2対応
Tegra 4iの特徴は、Tegra 4ではオプション扱いだったLTE対応ベースバンドチップ(NVIDIA i500)が統合されていることです。
CPUはA15→A19 R4,GPUは72コア→60コアとスペックは若干見劣りするものの、Tegra 4と同じISP(Image Signal Procssor)/ビデオ機能を搭載しています。
チップサイズがかなり小型化(従来の約半分)されたため、面積あたりの性能の高さが売りとなっているようです。
また、Tegra 4i搭載リファレンスプラットフォーム”Phenix”も合わせて公開されています。
Tegra 4iを搭載する端末の価格は100~300ドル台、ボリュームゾーンは100ドル台になりそうだということです。
MWC2013が楽しみですね~♪