EMOBILEのSTREAM X向けに3月11日からソフトウェアアップデートを配信しているけれど、それと同時にSTREAM XのSIMカードを他端末に挿して利用することができなくなっていることが明らかになりました。
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ケータイ Watchのタイトルは”STREAM Xに”となっているけれど、他端末にSIMカードを挿して使えなくなったということで、実際は”STREAM X用SIMカードを利用するAPNに”IMEI認証が導入されたと考えるべきでしょう。
また、ソフトウェアが最新でないとテザリングが利用できなくなることから、サーバーではIMEIの他にビルド番号まで取得していると考えられます。
少し調べてみると、SoftBankネットワーク対応PocketWiFiシリーズでも、同様な仕様になっているようです。
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ネットワークを利用するのにIMEI認証を導入する例は、他社だとdocomoのspモード、同じEMOBILEのNexus 5向け4G-Sプラン等があります。
Nexus 5は4G-Sプランに対応していて、4G-Sプラン対応機種は他にARROWS S EM01Fがあります。
APNが公開されていないので確証はありませんが、恐らくARROWS S用SIMカードも他端末では利用出来ないのでしょう。ですが、ARROWS S⇔Nexus 5間では利用できる”可能性”があります(もし端末向けSIM毎にAPNが分かれていて、それぞれIMEI認証していたら使えないことになります)。
そして、今後SoftBankネットワーク対応端末向けSIMカードも同様にIMEI制限がかけられることになる可能性が高いと思います。
SoftBankがEMOBILEを買収して以降、EMOBILE向け端末でもSoftBankネットワークを利用可能になったメリットはありましたが、契約形態が複雑になったり(Nexus 5の契約はEMOBILE店舗だけど、料金の確認はMy SoftBankから、修理受付はEMOBILEにて)、SIMロックフリーではない端末がリリースされたり、こうしてIMEI認証をかけられたり厄介なことが多くなってきたように思います。
EMOBILEの”サービスポリシー”に口が出せるほど偉くないですが、残念だなぁと思います。