本日、UQ WiMAXから興味深いリリースが出されました。
(別紙)WiMAX技術ロードマップ(pdf)
- 次世代サービス「UQ WiMAX 2+(仮称)」の導入について - UQ WiMAX
今回の発表は、先日WiMAX Forumが発表したWiMAXの新規格”WiMAX Release 2.1”の導入を検討するという内容です。
<参考>WiMAX Release 2.1については、以下が参考になります。
- The WiMAX Forum® Extends WiMAX Advanced Roadmap to Support Multiple Radio Access Technologies - WiMAX Forum
- WiMAXにTD-LTE互換モードを追加へ、WiMAX Forumが新バージョン2.1を発表 - ITpro
UQ WiMAXは現在、”Release 1.0”という規格を採用したサービスを展開していて、今後”Release 2.0”という高速化(下り最大330Mbps)した規格を採用する計画でした。
ですが、世界的にTD-LTE(SoftBank 4G)/FDD-LTE(Xi,4G LTE,SoftBank 4G LTE,EMOBILE LTE)が業界をリードしていて、そこに取り残されないようWiMAX ForumはTD-LTEと互換性を持たせた規格”Release 2.1”を発表し、その規格を日本でモバイルWiMAXサービスを展開するUQ WiMAXが採用の検討を始めたということです。
Release 2.1は、Release 1.0/Release 2.0を包含していて、Release 2.1がサービスインしても、従来の端末で従来どおりのサービスを受けることが出来ます。
※ちなみに、モバイルWiMAXではTDD(Time Division Duplex:時分割複信)が規定されていて、UQ WiMAXは2.5GHz帯を利用しています。
今後、UQ WiMAX 2+がスタートすれば、SoftBank 4G(AXGP)と同じように、TD-LTEに対応した端末でWiMAX 2+のサービスが受けられるようになると思います。
そうなると、au(KDDI)はCDMA2000,FDD-LTE,TD-LTEを取り扱う通信事業者ということになりますね。
UQ WiMAXは、現在20MHz帯の割当を要望しているということで、今後のサービス拡大に期待したいところです♪