2012/07/18

radio.imgのバックアップ・復元方法について


単なる備忘録です。


radio.imgの取得方法について、当Blogではこれまで下記コマンドの使用を紹介しています。

  • CWMでバックアップを取得できない全パーテーションバックアップ
    for i in dgs metadata param xloader efs misc radio sbl; do dd if=/dev/block/platform/omap/omap_hsmmc.0/by-name/$i of=/sdcard/$i.img bs=4096; done
  • radio.imgのみのバックアップ
    dd if=/dev/block/platform/omap/omap_hsmmc.0/by-name/radio of=/sdcard/radio.img bs=4096

上記方法で取得したradio.imgは恐らく16MB(16,777,216バイト)のはずです。



この方法で取得したradio.imgはbootloaderにて焼けない不具合があります。
  • fastboot flash radio radio.img
このコマンドで焼こうとしても、”failed”と表示されることがあります。

この原因は、紹介した方法だと、radioに割り当てられた全領域をバックアップしてしまうため、fastbootコマンドで導入する際、イメージファイルサイズが大きいと認識されてしまうためです(多分)

いくつかのradio.imgを見ると、実ファイルサイズは12MB(12,583,168バイト)程度であり、実際のradio.imgは16MBより小さいと思われます。
冒頭で紹介したコマンドでは全領域(空き領域部分を含む)をバックアップしてしまうため、fastbootコマンドによる導入が出来ないのではないでしょうか。



ただ、下記方法でバックアップした16MBのradio.imgを導入することができます。
  1. ClockworkModを起動する(又は、adb shellにてsuが通る環境にしておく)
  2. /sdcardをマウント後、radio.imgを適当な場所(sdcard領域等)に保存する
    adb push radio.img /data/media
  3. 下記コマンドを入力する
    adb shell
    su (※CWM起動時は不要)
    cd /data/media
    dd if=radio.img of=/dev/block/platform/omap/omap_hsmmc.0/by-name/r
    adio bs=4096
    exit
  4. adb reboot bootloaderにより、ブートローダーを起動し、BASEBAND VERSIONを確認する

ddコマンドで吸い上げたイメージファイルを、逆に送り込んであげているだけです。



※上記方法を回避しfastbootコマンドにて導入するために、radio.imgを加工する方法もあります。
  • radio.imgを展開し、不要な部分を手動削除する(後半余白部分を削除する)
  • 実際のradio容量を何らかの方法で把握し、bs,countを指定してddコマンドにて抽出する


 
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