2014/10/30

【Headline】WiMAX 2+、WiMAXの帯域を転用し来春より”下り最大220Mbps”に



WiMAX/WiMAX 2+を運用しているUQ WiMAXは、2015年春より、下り最大110Mbps→220Mbpsと倍速化することを発表しました。

1.WiMAX 2+は帯域強化・キャリアアグリゲーション導入により、下り最大220Mbpsへ

UQ WiMAXでは、WiMAX用に30MHz帯,WiMAX 2+用に20MHz帯を保有していますが、WiMAX用の30MHzのうち20MHzをWiMAX 2+に転用、さらにキャリアアグリゲーションを導入することで下り最大220Mbpsを実現します。



キャリアアグリゲーション利用のためには端末側の対応が必要になるため、現在発売されているHWD14/HWD15/NAD11の3機種では最大220Mbpsは利用不可。

また、WiMAX帯域をWiMAX 2+に転用した周波数帯でのWiMAX 2+が利用可能かどうかも触れられていません。
同じ2600MHz帯(Band 41)なので、認証から見ても問題なく使える(=つまり高速化はできないけれど、使用帯域は増えるメリットがある)はずですが…どうなんでしょうね?

ケータイWatchによると、
WiMAX 2+」向けの周波数帯を獲得した2013年7月の時点の計画として、「WiMAX 2+」の20MHz幅にまず4×4 MIMOを導入して、20MHz幅だけで220Mbpsを実現、その後に「WiMAX」側の20MHz幅も転用する合計40MHz幅のキャリアアグリゲーションを導入することで、さらに高速化するという計画を示していた。
 UQによると、「WiMAX 2+」における4×4 MIMOとキャリアアグリゲーションは並行して開発しており、キャリアアグリゲーションの開発が先行したため、先に導入することになったという。4×4 MIMOについては今後導入される方針で、時期は未定ながら「極力前倒しで取り組んでいく」としている。なお、キャリアアグリゲーション、4×4 MIMOはともに、端末側での対応も必要になる。
とのこと。


2.WiMAXは帯域が1/3となり、下り最大13.3Mbps。WiMAX 2+乗り換えプログラムもスタート

ちなみに来春以降、WiMAX周波数帯域が1/3になるため、通信速度も下り最大13.3Mbpsになってしまいます。WiMAXの減速も前倒しになってしまった形です。

一応、WiMAXユーザー救済の形で、”WiMAX 2+ 史上最大のタダ替え大作戦”を2014.11.1より実施することを発表しています。

WiMAXユーザー向け乗り換え特典としては、
  • WiMAX契約解除料無料
  • WiMAX 2+登録料無料
  • WiMAX 2+端末代金無料(クレードル代は別途)
    →対象機種はHWD15/NAD11(今後、対象機種が変わる可能性アリ)
となっています。

この乗り換え特典は、本家UQ WiMAXのみならずMVNOである@niftyも切替プログラムを発表しており、他MVNOでも同様のキャンペーンを打ち出すようです。

切替プログラム提供MVNO一覧

また、WiMAX究極割を打ち出したGMOもキャンセル受付を開始する事態となっています。

来年春までには下り最大220Mbpsに対応した新しいモバイルルーターが出るでしょうし、ひょっとしたら乗り換え特典対象機種として追加されるかもしれないですし、WiMAX→WiMAX 2+乗り換えはしばらく様子を見てもいいかもしれないですね。


 
Design by Free WordPress Themes | Bloggerized by Lasantha - Premium Blogger Themes | Blogger Templates
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...