2014/04/08

【追記あり】【Android】人気の有料アプリ上位に食い込むセキュリティアプリが詐欺アプリだったことが判明


<追記>
Google Playは、本アプリ購入者に対して3.99ドルの返金と、Google Playで利用可能な5ドルのプロモーションコードを配布したようです。
Google Issues Refunds And An Extra $5 Play Store Credit To Android Users Who Bought The Phony 'Virus Shield' App - Android Police
<追記ここまで>



今日、海外系ニュースメディアで唯一RSS購読しているAndroid Policeから、かなりショッキングなニュースが発信され、軽く衝撃を受けていたところにITmedia Newsが拾って報道してくれた。

画像は全てAndroid Policeより

すでにアプリはPlayストアから削除されていて確認することはできないけれど、報道された内容は以下の通り。
  • Google Playストアで有料トップのアプリの1つに、”Virus Shield”というセキュリティアプリがあった
  • 2014/03/28に3.99ドルでリリースされ、4.7の高レーティングで10,000以上のダウンロードされていた
  • 機能として、”有害アプリのインストール防止””アプリ・データ・設定などのリアルタイムスキャン””個人情報保護””省電力””広告無し”を謳っていた
  • こうして一躍トップアプリに上り詰めたVirus Shieldですが、実はアプリ内の画像をタップすると表示が切り替わるだけの機能しか持たないことが判明
  • 報道後、アプリはPlayストアから削除された

今回の件がこれまでと異なるのは、アプリ自体がスパイウェアでは無い点。ただタップして表示が切り替わるだけで、端末自体には害の無いアプリです。
そのため、Playストア内を巡回する”Bouncer”のスキャンに引っかかることは無かったのだと思います。
ただ、説明文とは全く異なる内容の詐欺アプリであることに変わりは無く、ユーザーから3.99ドルを盗むためだけのアプリだったことになります。

これまではアプリが端末内から情報を抜き取って外部サーバーに送信するというものが多かったですが、最近は収入のために特定の別アプリをダウンロードさせたりするものが登場し、今回4ドルを騙し取るアプリが登場しました。

AppStoreのように事前審査があればこうしたトラブルは防げるのかもしれませんが、自由さが売りの1つでもあるGoogle Playに事前審査が今すぐ導入されるとは考えにくいです。
ご存知のように、Google Play はサービスに提供されるアプリを事前審査することはありません。不適切なコンテンツをご覧になった場合は、Android 搭載端末での「Google Play ストア」アプリで報告していただくか、オンラインのお問い合わせフォームで報告していただくことができます。ご報告いただいた違反については、できる限り早急に調査して、適切な措置をいたします。
Google Play アプリのポリシーに関するよくある質問 - Android デベロッパー ヘルプ

Appllioにて、Google、海賊版アプリをPlayストアから排除へ 類似性を検出する特許出願というニュースが報じられましたが、Bouncerの強化を含め、Google Playストアにはまだまだ解決すべき課題が多そうです。


 
Design by Free WordPress Themes | Bloggerized by Lasantha - Premium Blogger Themes | Blogger Templates
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...