2013/04/02

Helium(旧Carbon) - App Sync and Backupレビュー!


<追記>
※2013.5.2現在、アプリ名がHeliumに変わっています。
<追記ここまで>


INFOBAR A02にて一度初期化しようと思い、今回はadb backupではなくCarbonを利用してアプリを復元してみました。

というのも、以前adb backupでシステムアプリまでバックアップ&リストアしたせいで、色々と不具合が出るようになってしまったためです。

adb backupでユーザーアプリだけバックアップしてもいいのですが、adb backupは私の使い方が悪いのか、いくつかのアプリがリストアできなかったりして、挙動が不安定なことが多いのが不満です。




Rooted端末であれば、Titanium Backupを利用されている方が多いと思いますが、非Root端末でアプリのデータまで含めてバックアップするには、このツールを利用する必要があります。

Carbonは、ClockworkModのディベロッパーであるKoush氏がリリースしたBackup/Restoreツールです。
CarbonはRooted/非Rooted両環境に対応していますが、今回はINFOBAR A02で利用したこともあり、非Rooted環境での利用方法を紹介します。



1.下準備
  1. 端末にCarbon - App Sync and Backupをインストール(有料版でもいいです)
  2. (非Rooted端末の場合)ClockworkMod CarbonからPCにツールをダウンロードしインストール
  3. 端末とPCをデバッグ接続可能にしておく
    ※ドライバはKoush氏が作成したUniversal ADB Driverが2.でインストールしたツールに入っています(場所は、(インストールした場所)\ClockworkMod\Helium\usb_driver\android_winusb.inf)ので、端末とPCを接続してみてデバッグ接続が有効にならなければ以下のドライバを入れてみましょう。
    ClockworkMod Carbon Drivers for Windwos
    →INFOBAR A02の場合は、INFOBAR A02個人的Q&Aメモを参照
    →その他のメーカーの場合は各メーカーのページからダウンロードします

PC用にダウンロードしたCarbonSetup.msiをインストールします


ウィザードに沿って進めれば簡単にインストールできます


Carbonのバックアップ方法はadb backup/restoreにかかるOSの仕様を利用しているようです。非Rootedの場合はPCと接続した上で利用する必要があります(後述)。

...となると、”AndroidSDKが必要なんじゃないの?”と考える方もいるかもしれませんが、PC用ツールにadb.exeが含まれているため、その心配はありません。




2.バックアップ

Android端末側でデバッグ接続を有効にしてからアプリを起動します。

アプリを起動すると、PCとの接続を促されます

PCにてCarbonを起動し、接続すると上記のマークが表示されます

この状態で、バックアップを行うことができます。


バックアップしたいアプリにチェックを入れます

”全てを選択”とか”全て解除”みたいな機能がないのは少し残念です。殆どはバックアップしたいものなので...


バックアップ先を選択します。

今回の私のように、初期化前のバックアップを目的としている場合、内部ストレージは初期化されるので外部SDカードやクラウドにバックアップしたほうがいいでしょう。

ですが、SDカードに保存する場合はセキュリティに注意しましょう。


ちなみに、バックアップできないものもあります

Googleがリリースしている”認証システム”というアプリはバックアップが非許可になっているためバックアップ出来ませんでした。ほかにもこういうアプリがあると思います。これらは手動で復元します。


※バックアップ中は端末や接続を触らないほうがいいと思います。バックアップが終わるまで素直に待ちましょう(笑)



3.リストア

バックアップしたファイルがある場所を選択します


復元したいアプリを選択します

こちらも全て選択・全て選択解除が出来ないのが残念です。

有料アプリなどは上記のスクリーンショットのように”アプリのダウンロードが必要”と表示されます。
こう表示されたアプリにチェックを入れると、マーケットに飛びインストールすることになります。インストール後にチェックを入れることでデータを復元できます。


※こちらも、復元中は端末操作やPC接続を触らない方がいいと思います。私は触って一度リストアが途中で止まりました(; ̄ー ̄A



4.その他

アプリの設定で、端末を暗号化している場合はここにパスワードを入力します。



有料版では、広告を非表示に出来たり、スケジュールバックアップ(今後実装予定)が出来たり、クラウドに保存できたりできるようになります。


adb backupと違って、リストアでの抜け等はなく、GUIで操作できるので分かりやすくバックアップ・リストアできました♪
コマンド入力はハードルが高いなぁ...という方にもおススメです。


 
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