Google I/O 2014が開催され、Keynote(基調講演)が行われましたので、内容を簡単にまとめたいと思います。
とは言え、ボリュームがありすぎたので、Androidユーザーとして気になった点に絞って紹介します(; ̄ー ̄A
Keynote全内容まとめはEngadget Japanese/Android Policeが参考になります。
- Google I/O 2014キーノート速報 - Engadget Japanese
- Google I/O 2014 Live Blog - Android Police
I/O Keynote動画
Android OS以外については、
にて。
Android OS関連
主な内容- 次期Android ”L”のプレビューリリース
- 新UI、Material design
→グラフィカルでヌルヌル - 通知の強化
- Chromeの強化
- ART正式採用
- 64bit対応
- Android Extension Pack:グラフィックの強化
- Project Volta
→開発者・ユーザー双方からバッテリー改善へのアプローチ - セキュリティ機能強化
→セキュリティパッチをPlay Services経由で配布,Universal Data Controls機能など
Android one
純正Android搭載の廉価版スマートフォン。Androidが普及していない新興国向け。
L Developer Preview
次期Android(Android 5.0?Lollipop?)の正式リリースはお預けに。
プレビューの紹介となりました。
ソフトウェアキーは、戻る・ホーム・履歴の3ボタンのまま。ボタンが◁ ○ □のおでんスタイルになっています。
Material design
次期Android Lでは”Material Design”が採用されます。
Gmailのアイコンはこんな感じに
GmailアプリのMaterial Design化
Material Designはフラットなカード型UIを採用しつつ、滑らかなアニメーション(60fps対応)で画面遷移し、わかりやすさをアピールしています。
電話アプリのUIはこんな感じ
Dialerはこんな感じ
Material design動画
Enhanced Notifications
Andorid Lでは通知がかなり強化されます。
ロック画面での通知表示
Wearを身につけているとロック解除不要、身につけていないとロック解除必要になるデモもありました。
ゲーム中(Immersive mode)でも通知をポップアップ表示"Heads Up機能"
Android 4.4でも無効化されているもののコード自体は存在し、カスタムROMでも採用されている通知方法ですね。
Chrome for Android
UIのMaterial Design化
アプリ履歴に個別のChromeタブが表示されます
(Chromeを開く→タブを選ぶっていう今のスタイルではなく)
履歴は奥から手前にグラフィカルに表示されます。
ARTをランタイムとして正式採用
AOT(Ahead-of-Time)/JIT(Just-in-Time)コンパイラのMIX。
ARM,x86,MIPSとマルチプラットフォーム対応です。
パフォーマンス向上
64bitにも対応
Android Extension Pack
グラフィックスの強化
Project Volta
Battery Historianによりバッテリー消費原因の特定が容易に
開発者向け、バッテリー消費原因を特定用API
ユーザー向け省電力モード”Battery Saver”
その他
Androidの歴史(何故か4.3がない)
セキュリティ面での強化
セキュリティパッチがGoogle Play開発者サービス経由で配布されます!
ユーザーがパーミッション設定できるという、Universal Data Controlsも気になります。
SamsungのKnoxを採用
エンタープライズ向け機能パートナー企業
プレビューリリースは明日(現地時間26日?)。正式リリース予定は発表されませんでした。
Lのコードネームも、残念ながらHTC製Nexusタブレットの発表もなし。全ては正式版リリースまでお預けですね。