2013/11/04

屋外で5GHz帯無線LANの利用を可能にする”DFS機能”について調べてみた!



屋外でも5GHz帯が利用可能なモバイルルーターが登場したので、「確か5GHz帯は屋内専用だったよなぁ」と疑問に思ったので、少し調べてみました。


2007年1月より無線LAN用5GHz帯(n/a)は、W52/W53/W56の3タイプが利用可能になっています。



屋内専用
  • W52:36,40,44,48チャンネル(全4チャンネル)
  • W53:52,56,60,64チャンネル(全4チャンネル)
屋外使用可能
  • W56:100,104,108,…,140チャンネル(全11チャンネル)

このうち、気象レーダーと使用周波数帯を共有しているのは以下のタイプです。
  • W53
  • W56

このため、屋外で5GHz(W56)が利用可能なモバイルルーター(Wi-Fi STATION HW-01Fなど)はDFS(Dynamic Frequency Selection)機能を搭載しています。

簡単に言うと、気象レーダーの周波数を感知して干渉しないようにする機能なのですが、DFS機能については以下の説明が詳しいです。
”新しく追加されたW53(5250-5350MHz)やW56(5470-5725MHz)については、気象レーダと周波数を共用しています。
無線LANアクセスポイントは、設置場所付近で気象レーダが使用している電波を自動的に検出し、その周波数を避けて運用するための機能(DFS)を装備します。
このため、気象レーダからの電波を受ける地域においては、無線LAN用に使えないチャネルが「1~2チャネル程度」存在します。
アクセスポイントの電源を入れた際には、気象レーダの電波を検出するため、最低1分間の無線LAN通信が利用できない時間は発生しますが、DFS機能により気象 レーダとの干渉がないチャネルに自動的に切り替わりますので、それ以降は安定した通信がご利用いただけます。”

新5GHz帯[11n/11a]が変わる! Q&A(AtermStation)より

ということで、5GHz帯利用中に1分程度利用できない時間が発生する可能性がありますが、ほとんど混んでいないと思われる5GHz帯を外出時に利用できるのはうれしいですね♪


 
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